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南米で見る、主にアメリカのドラマの感想などを書いています。
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メインキャラに関するストーリーのネタバレがあるので、日本で第2シーズンあたりをご覧になっている方はご注意ください。隠していません。



精神分析医のヴァイオレットは第2シーズンで同僚のホリスティック系医師(元は国境なき医師団にいたらしい)ピートおよび階下のクリニックの精神分析医であるシェルダンの二股かけており、どちらの子かわからない子供を妊娠してしまった。
どちらの子かわからないまま臨月を迎えたが、自分の担当していた女性患者に自宅に押し掛けられ、腹部を裂かれて子供を取り出されてしまう(この辺、見てないのであとからのストーリー補完です)。
以前レイプされた経験のあったヴァイオレットはそれがフラッシュバックし、子供の世話をすることができずにその子(息子)をピートに押し付ける。
その後、シェルダンの主張により鑑定を受けたところ、息子はピートの子であることが判明。ヴァイオレットは子供の顔を見ることさえ(精神的に)できず、ピートが息子を育て続けている。
一応仕事はしていたヴァイオレットだが、同僚の小児科医で親友でもあるクーパー(男性)とコスタリカに休暇に出かけたあと、クーパーが戻ったあともコスタリカに居続け、今回やっと数か月ぶりに復帰。

というわりとすさまじいストーリー展開のあとで、戻ってきたヴァイオレットは息子ルーカスに向き合う覚悟ができたと言い、ピートとよりを戻したいとは言わないので(彼は既に別の同僚と付き合っている)息子の保護者としての権利をピートとシェアしたいと言う。しかしピートはそれを拒否。来週は裁判の模様。

ヴァイオレットはちょっと内気っぽい感じで普段からやや不安定に見えるキャラなので、「大丈夫」と言われても信用しにくいところがあり、拒否するピートの気持ちももっともな感じ。さらに、息子に精神的に安定した環境を整えてやりたいという気持ちも理解できる。全体がまだ数カ月の出来事なので、息子もまだ1歳になってないはずですが。

ヴァイオレットにはいろいろな過去があって同情の余地もあるけど、彼女には「ちょっと内気な人」特有のずるさのようなものが見えます。この描き方はうまいと思う。内気な人には意識的にか無意識的にか、その人なりの「自分の思うことをはっきり主張しなくても周囲の人を自分の思う通りに動かす戦略」みたいなのがあることが多いと思うのです。ドラマだと「自分の思うことをはっきり言えなくて、誰にもわかってもらえず、ひたすら耐えて耐えて耐えて、爆発!」みたいなキャラが多いように思いますが、現実にはそういう人は少ないんじゃないかな。その意味で、ヴァイオレットはリアルに感じます。キャラとしては嫌いではないです。
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ずっと見ていた『Cold Case』も終わってしまい、シーズンの境目ということもあって、今は『Breaking Bad』『FlashForward』『Private Practice』の3本しか見ていません。中ではこれが一番ハマっているかも。

ところで『Cold Case』ですが、一応打ち切りという形ではあるようですが、ストーリーはまとまっていたんじゃないかと思います。スコッティの件は中途半端で終わってしまったものの、リリーのストーリーラインはあれでいいんじゃないかな。続いたら続いたでまたグダグダするだけだと思うし。

で、『Private Practice』。ロサンゼルスにある民間クリニックの話。『Grey's Anatomy』のスピンオフのようですが、そちらは見ていません。

レギュラー間の恋愛を含めたゴタゴタが大きな部分を占めるのでそれが受け入れられないと厳しいと思いますが、不妊治療や小児科を中心としたクリニックなのでその方面に関する最新医学が孕む問題がよく取り上げられ、見応えがあります。

「医学の進歩は確かにすばらしいけど、これがちょっと間違ってこういう問題が起きたら困るよね」みたいなことをよく拾い上げてくる。

例えば結婚した若い夫婦が自分たちの出生について調べてみたら、二人ともが同じ病院の第三者精子提供による人工授精で生まれており、兄妹だったと判明するとか。

ここ3回くらいにわたって続いたストーリーは、ある夫婦の代理母として3つ子を妊娠した女性が、身体が弱いので3つ子を維持し続けるには無理があるとして減胎手術を勧められる。しかし子供の両親である依頼人夫婦は妊婦の心臓(だと思う)の手術を行って、3つ子を維持することを主張。心臓手術が行われるが、結果的に妊婦は昏睡状態に陥る。妊婦の夫は妻をこのまま置いておくよりはむしろ死なせてやりたいと言うが、そうすると胎児も死んでしまう。依頼人と妊婦の夫の利害が対立し、ついに法的解決をはかることに……という展開になっていました。

また、外科医の女性が十代の少女に対して中絶手術を行うことになり、「中絶は絶対悪ではない。この権利を勝ち取るためにたくさんの女性たちが戦ってきたのよ」と言うあたりはアメリカの(あるいはどこの国でも)ドラマでなかなかはっきり言える台詞ではないと思います。

ドラマの製作上の都合もあると思いますが、医者としてはかなり有能なレギュラーたちも私生活はほんっとにグダグダ。それはそれで楽しいのですが。都合によって(俳優の都合かどうかは知りません)一時離れていた精神科医のヴァイオレットが戻ってきて、次回はそのグダグダに焦点が当てられる模様です。
『LOST』のあと番組として始まったのでなんとなく見始めました。

『LOST』終了後の感想は、一応ちょっと隠しますと、【途中、最終的には論理的な説明がつくのかなという方向も見えただけに、そうならなかったのは残念。「量子って言いたかっただけなのか」みたいな。きれいにまとまってはいましたが、最終シーズンのパラレル部分って結局夢オチ?

『Breaking Bad』は日本ではDVDのみのようです。ニューメキシコ州アルバカーキの高校の化学教師ウォルターはある日、進行した肺がんであると診断される。妊娠中の妻や十代の息子のことを考えると金が必要だと悩む彼だが、DEA(麻薬取締局)捜査官である妻の兄(たぶん。弟には見えないような)の捜査に同行したときに偶然元の教え子を見かけ、彼と組んで合成麻薬(アンフェタミンでしょうか)を作ることになる。

ぼーっと見ている分にはわりとおもしろいんですが、方向性がイマイチつかめない。最初の方はブラックコメディかなという気がしましたが、5話あたりまで来てがん治療をするとかしないとか家族と話し合うあたりは異様にシリアスだし。余命わずかだから犯罪に走るとか、実際にがん患者がいる家族が見たら怒るよ?

ところでアルバカーキってカナダの地名かと思っていました。アルバータとごっちゃになっていたようです。

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